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藤色の庵の楽書帳 |再就職@DUCON

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再就職@DUCON

アルミ鍋工場を1週間で頓挫した私も働かない訳には、行きません。 私のホームステイ先は、戦争花嫁さんM子さん宅。 その頃は、日本人は、商社マンとその家族、留学生、戦争花嫁さんと我々みたいな観光旅行者でした。 観光旅行で入国しているので、本当は、仕事をして賃金を受け取るのは、違法です。
所が、そんな事をガタガタ言うようなオーストラリアでは、無かったのが運が良かったわけです。

日本人の所には、日本人が集まる訳です。 横の連絡と言うヤツです。 一番最初に頼ってきたA子さんから、自分の働いている職場にもうすぐ空きが出るから、口を利いてもらってあげるからと連絡が入り、日本人は、勤勉だから雇いますとすぐお知らせがありました。 前任者と言うのが、優秀な日本人女性キャッシーさんで、1ヶ月ばかり傍で研修を受けました。 

車で25分くらいの所にあるDUCON(デューコン)と言う洗濯機の部品を作る会社で働く事になりました。 給料は、週休32ドル。 私の部署は、洗濯機のタイマーの部品の品質管理/検査を担っていた所でした。 4人で品質管理と検査をしていました。 長細いテーブルに二人ずつ座って、朝から検査などをします。 そして、流れ作業で他の部署に送る訳です。 広い建物の中に大勢の女性が働いていました。 私たちの建物では、タイマーを作っていました。

1ヵ月後にキャッシーさんは、ご主人の転勤でシンガポールに行かれました。 私のセクションは、40代のベイロ、40代のパット、30代のマーガレット、21歳の私の4人で仲良くその後の7ヶ月を楽しく仕事することになりました。 1年間のビザしかもらえないのがわかっていたので、7ヵ月後には、1ヶ月間ニュージーランドに行く事になっていましたから。 

ベイロは、愉快な人で、夜は、下着をつけずに寝る習慣だったらしいです。 それで、ある日、朝とっても急いでいて、支度をして仕事に来て、仕事中にパンティーをはかずに来た事に気づいて私たちにひるみもせずに、言いました。 皆笑いましたが、びっくり仰天したのは、私だけでした。 パットは、人の良いとても美しい人でした。
マーガレットは、私の隣に座って、始終静かに穏やかに色々教えてくれ、英語の完璧でない私の話も根気良く聞いてくれたりで、家に遊びに行った事もあります。 

職場は、大勢の女性が働いていました。 各セクションの長は、ノーマと言う中年女性でしたが、この方は、とてもムーディーで、ご機嫌斜めの時の方が多くて、皆怖がっていました。 その上に名前は、忘れましたが、30歳くらいの男性の監督がいて、又その上に40代後半くらいのビルと言う名前の白髪のハンサムなボスが居ました。 ビルは、日本人が気に入っていたらしく(キャッシーさんの頃から)、暇さえあれば、私たちのセクションに来て、皆と無駄口をたたいていました。 すると、間もなく不機嫌なノーマがやってきて、突然中断でした。

どこの職場でも同じですが、忙しい時もあれば、暇な時もある。 朝、ベイロからその日の予定が告げられます。
そして、暇な日は、一番最初に貰った仕事を一日中もたせて、けっして遊んでいるように見せては、いけないと申し渡されます。 普段は、検査するのも材料の総数の1割から2割を調べて異常がなければOKなのです。
それを一日中同じ検査(機械を使って厚みやゆがみを調べる)を全材料をやります。 当然途中で眠くなります。
頭は、眠っていても手は、仕事をしていないといけないのです。 頭が眠っているので、機械の数値なんか見ていません。 ここで私は、根気と言う事を学びました。





そこは、英国の流れをくむオーストラリア、ここでも、10時には、きっちりとモーニングティータイムがありました。アメリカよりは、新しいけれど、オーストラリアも移民の国。 リラックスタイムには、英語をしゃべらず、自国語でおしゃべりです。 同じ建物に私を入れて4人の日本人女性がいました。 自然にティータイムとランチタイムは、4人がかたまりました。 10時前になると皆ソワソワ。 アルミニウムの小さなティーポットに紅茶の葉を入れ、グラグラ沸いている大きなポットの前に並びます。 そして、10時に食べるスナックを持って建物の外に出て10分間のつかの間の休息。

最初は、周りのオーストラリア人に遠慮して、サンドイッチを持ってきていた日本人達、いつの間にか、生まれた時から食べてた物になってました。 たとえばサンドイッチの中身にフクシン漬けを入れたり、ひじきの煮物をいれたりして、新しいサンドイッチを競って考案したりしました。 フクシン漬けやひじきの煮物のサンドイッチ食べた事ありますか? 

画像は、4人の日本人達。 真ん中の赤いセーターの美人が同じ村出身のA子さん。 

 1969 - 1973032


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コメント

[C150] No title

ひじきの煮物サンドは今度試してみたくなりましたね~。
美味しそう。v-392

確かにA子さん美人だわ~
アンさんもめがねを外したら美人よ~

外国でも日本でも仕事は同じなんだ~と思いましたよ
私は事務でしたが午後は眠くてね~ペンを持つ手が良く止まりましたっけ。

ところであちらでは恋愛はなかったの?

[C151] No title

mimakaさん

ひじきの煮物した時にサンドイッチぜひ試してみてください。 本当に美味しいから。 それからトマトの薄切りとチーズも美味しい。

A子さん今は、78歳になられてますが、お元気で活動的です。 M子さんは、丁度1年前の夏に私の家に9日間滞在されました。 私とA子さんの間に立っているT子さん、腰を痛めて、M子さんが食事など持って行っておられます。

恋愛? ウフフ、やはりそう来ましたか?
  • 2008-08-28 12:22
  • 藤色のアン
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[C152] No title

ひじきの煮物のサンドイッチはおいしそう~ね
今度作ったらやってみようかな
でも福神漬けはちょっと、、、
M子さんは去年フジちゃんとこに来日した方だったんだ!!
オーストラリアではたくさんの方にお世話になったんだね
フジちゃんは21歳なのによくがんばったね
今日放映されたベニシアさんと少し似てるなって思ったよ
ジャム作りも好きだしねっ♪
  • 2008-08-28 20:03
  • アン
  • URL
  • 編集

[C153] No title

アンさん

そうなのよ、M子さんは、オーストラリアのオバサンなのです。
呉市出身です。 A子さんは、余り頼りに出来なかったけど、M子さんには、頼りっぱなしでした。 だから、少しでもご恩返ししたい。

私が今在るのは、色んな人のお陰です。 世界中で色んな人たちに助けられました。 もう大半は、亡くなられましたけど。

私は、べネシアさんほど頑張りやではないです。 怠け者のくせに変な事には、とことんこだわって手を出し頑張ってみたり・・・

フクシン漬けのサンドって考えられないでしょう? でも、意外といけるのよ。
  • 2008-08-28 23:16
  • 藤色のアン
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プロフィール

藤色の庵

Author:藤色の庵
山口県東部地方在住。 手作り大好きは、祖母、母からDNAをしっかり引き継いでいます。
8月に仕事を辞め自由人になり、体力低下と闘いながら手作りを楽しんでいます。時々農婦も・・・

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