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藤色の庵の楽書帳 |行き当たりバッタリ (体験記 スイス編)

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行き当たりバッタリ (体験記 スイス編)

37年ぶりにスイスのオスカーとリタに再会したので、37年前の出来事を

思い出していました。 何だか、昨日の様に思える出来事も、私が

何と26歳の頃のお話です。  ヨーロッパに降り立った時、スイスに

行く予定は、特には、ありませんでした。 が、全て、成り行きで

2か月後に残り少なくなった持ち金を見ながら、オランダの安ホテルで、

悶々とする事1週間。 明日の予定も立たない不安な日々でした。

7月でも、寒いオランダ。 外出もせず、部屋に閉じこもり、

次に踏み出す一歩を考え、寒いので余計に惨めだった。




長く悩む事の出来ない私。 『スイスへ行こう!』と、決めたら

スッキリ。 シドニーで出会ったアンネリースやオスカーがいる

スイスに行ってみよう。 それしか頭にありませんでした。

元々スイスに行く気がなかった為に、スイスについて全く

何も知らない事に気づきましたが、決心後は、前進のみ。

前日、スイス行きの列車の出る大きな駅に行き、残り少ない

お金をはたいて、切符を買いました。




翌日、大きなスーツケース1個、中型のトランク1個、

諸々の入った袋3個を持って、ホテルを出た時には、

目の前に光が、見えたような感じでした。

1974年7月15日夕方チューリッヒ着。 誰にも

連絡していなかったので、その夜は、駅の案内所で紹介

された簡易ホテルへタクシーで移動。 大荷物には、

悩まされました。 行ってみると、安いだけありました。

一泊千円位のベッドだけ借りるヤツ、100人位の

女性が、ワンフロアに泊る奴です。




頼りにしていたアンネリースの電話番号に電話したら

ドイツ語で出られて、どうにもならず・・・

仕方ないので、一晩寝て、翌朝は、大荷物を持って

チューリッヒ駅の案内所に行き、今度は、オスカーの

住所を見せて、行き方を尋ね、行ってみる事にしました。

全くいい加減なもんです。 これらの友達に会ってからの

事など、全く頭に浮かんでも来ないし、先の事など全く

心配もしてなかった。 若さって、こんなもんなんでしょうね。



大荷物だけ預かり所に預けて、小型カバン一つ持って、

汽車に乗り、地図を出して見ていたら、周りに座っていた

中学生くらいの男の子、女の子が、(どこ行くの~?)と、

英語で話しかけてきて、乗り継ぎ場所が来たら、親切に

教えてくれました。 案内所で、汽車を降りてからの事も

細かく教えてくれていたので、駅で待っていたバスに

乗り込みました。 今度は、英語が、通じません。

オスカーの住所を見せると、運転手のオジサン、途中で

郵便局に止まり、家を探してくれて、バスを停めたままで、

家まで連れてってくれました。




オスカーは、家に居ました。 然し、翌日には、年に一度の

兵役で、3週間家をあける所でした。 家には、新婚の

奥さんリタが、いました。 泊めて貰う事になり、翌日

兵役で出かける前、すぐ近くのリヒテンシュタイン公国に

連れて行って貰いました。  さて、オスカーが

去った後、言葉の通じないリタと私。 イタリアで、

料理修業したと言うトマトスパゲッティを作ってくれました。

言葉は、通じなかったけど、心は、通い合った様な

暖かさを感じ、妙に不安が消え去りました。




オスカーが、アンネリースに電話してくれて、2泊した後、

アンネリースの働いていたズーグと言う町で、夕方

会う事になりました。 汽車に乗って、1人で、ズーグまで

行きました。  アンネリースに連れられて、彼女の

兄のマーチンの家に行き、しばらくおいて貰いました。

週末は、彼らの実家で過ごしました。 アンネリース以外とは、

言葉が、通じません。 突然現れた日本人に皆気を取られ、

珍しがられそのまま当然の如くに居座っていました。




アンネリース達が、仕事に行っている昼間とっても退屈だった

けれど、その場に及んでも、先の見通しも立っていないのに

のんきだった事。 3週間位して、アンネリースが、ローカル紙に

家事手伝いか子守りの求職の記事を出してくれる事になりました。

そして、奇跡的にも採用されたんです。 





今考えると、何て事したんだろうとチョット恥ずかしい感じです。

全く、行き当たりばったりなんです。 今も、根本は、変わってないかも。

私は、本当に運が良かったと思います。 お金もなくなり、言葉も

通じない国で、一体どうなった事やら、問題が、何一つ起こらなかったのが

不思議なくらいです。 そして、想像もしていなかった37年後の再会。

若い時の私は、コンなんでした。 お笑いください。





バッグが、一つ完成しました。 持ち手に悩みましたが、古い本を

見ていて、ピッタリの細い皮の持ち手を持っているのを思い出し

引っ張り出して当ててみるとピッタリ!

どっちも表側に出来るように外には、ポケットを付けませんでした。

裏布は、お気に入りの黄色の英字新聞柄です。 中に大きな

ポケットを一つ付けました。

2011_1030_234910-DSC08610.jpg 


裂き織りの紺地に一筋の赤が、効いています。

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今年は、どこでも、柿が、大豊作。 うちの100年物の渋柿も例外では

ありません。 悲しいかな、大木で背高のっぽで、殆ど取れません。

殿が、取ってくれた45個を吉和に持参し、セッセと干し柿作りました。

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コメント

[C2016]

久しぶりの昔話、興味深く読みました。B型人間そのものですね~。度胸と行動力にはびっくりさせられます。そんなアンさんが普通の主婦に収まっている?・・とっても可笑しい!婆さんになっても驚くようなことしてほしいわ~。そうか~通訳としての再就職にびっくりさせられたっけ。
でもお殿様にはちょっぴり気を使うアン様がなんだか可愛い感じです。
沢山思い出があっていいわね~~。

手作りも忙しいのに頑張っていますね。気分転換になっているのかもね。

  • 2011-11-01 18:24
  • mimaka
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  • 編集

[C2017]

☆mimakaさん
そっか~、こんなのB型人間か~。 ヤッパリね。
普通の主婦ね~、こんな予定なかったんだけど・・・ だから、時々押さえつけに我慢ならなくなるの。 主婦の鏡の大反対ね。

手作りは、ストレス解放になるわね。 陶芸は、もう、諦めた。 でも、トールと縫い物は、止められない。 最大の取りつき病は、布買い★
  • 2011-11-01 21:04
  • 藤色のアン
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[C2018]

37年前の出来事、読ませていただきました。
きっと、きっと、昨日のことのように鮮明に想い出されたことでしょうね。
それにしても・・・藤色のアンさんには驚きます~
度胸があるというか、いや、向こう見ず(ごめん!)というか・・・
でも、でも、楽しい生き方だな~とも思えます。
その時の自分の思いを何物にも縛られず自由に行動に移せるんですもの。
でも、主婦に収まってよかったと思いますよ。
時々は爆発しても、多少は押さえてコントロール。
そうでなかったら、いつまでも体力がついて行きませんからね。(笑)
干し柿作りもお得意なんですね。
柿の剥き方がきれいです~。
きっと出来上がった干し柿も美人さんなんでしょうね。
  • 2011-11-01 21:31
  • hana
  • URL
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[C2019]

☆hanaさん
そうそう、向う見ずです! まっすぐ前しか見てないんですからね。 今は、年食った分周りも見ますけどね。
主婦に落ち着いて良かったかも知れませんね。 でも、殿は、じゃじゃ馬妻に振り回されてるのかも。 爆発すると、体力消耗しますね。

農家出身だから、小さい時に(猫の手でも借りろ)方式で、結構色々やらされました。でも、これが、結構いつか役立つんですね。 何でも無駄は、ありません。 干し柿うまくできれば良いんだけど。 昨年は、ヒヨドリに全部取られました。
  • 2011-11-02 12:34
  • 藤色のアン
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[C2020]

言葉が通じない外国で、とても私だったら途方に暮れてしまうのに、その行動力にはびっくりよ
出逢ったひとたちも、良い方ばかりで運もよかったね。また再会できるなんて、そのころの絆が深かったのだろうね。
そしてマメに近況を知らせあったりプレゼントを送ったりそんな努力もあったからまた逢えたのだと思うわ。
怖いもの知らずの藤ちゃんが殿に気つかっててるのが不思議だけど、、、ほんと、可愛いなって思います。これからもいつまでもバイタリティーある藤ちゃんでいてほしい。
咲き織りのバックだけど、もしやあのカフェで買った布かな??
素敵なバックができたね♪
  • 2011-11-02 12:46
  • アン
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[C2021]

☆アンさん
裂き織りのランチョンマット、あのカフェで買ったヤツよ。 アンさん、使わないからって、くれたじゃない。 だから、もう一枚あるのよ。 (布の山のどこかにあるはず)
裂き織りもやってみたかったけど、もう無理。 若かったらやってたなぁ。 さっきから、録画してたDVD観ながら居眠りしてた。 
  • 2011-11-02 21:13
  • 藤色のアン
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プロフィール

藤色の庵

Author:藤色の庵
山口県東部地方在住。 手作り大好きは、祖母、母からDNAをしっかり引き継いでいます。
8月に仕事を辞め自由人になり、体力低下と闘いながら手作りを楽しんでいます。時々農婦も・・・

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